シンポジウム・研究会
2016年度第1回先端都市学講座「社会政策学と居住福祉学の対話 」

Posted at : 2016-10-27


このたび、都市研究プラザ先端的都市研究拠点の新しい企画として「先端都市学講座」を開講することになりました。今年度は全2回構成で、都市論関連分野の第一線で活躍されている先生方をお呼びして、大阪市立大学の研究者とともに公開の場で議論します。対象として大学院生や若手研究者などを想定しています。第1回目は下記のとおり開催することになりました。みなさまの参加をお待ちしております。

日時:2016年11月26日(土)15時30分~17時10分
場所:都市研究プラザ西成プラザ
講師:高田一夫(一橋大学名誉教授)
テーマ:社会政策学と居住福祉学の対話
指定討論者(研究発表):野村恭代(大阪市立大学生活科学研究科・准教授)、西野雄一郎(都市研究プラザ・特別研究員)
申し込み:不要(終了後17時30分頃より懇親会)

社会的包摂のありかたを構想するうえで、社会政策学と居住福祉学はともに重要な役割を担うはずですが、両者の議論をかみ合わせる機会はなかなかありません。しかし、あえて、これら両者を架橋することで、制度とインフォーマルな実践、労働と社会保障など、さまざまに拮抗し合う要素どうしのバランスをいかにして考えるかという課題が新たに見えてくるのではないか。そこで、居住福祉学が内包するふたつの視点、建築学と社会福祉学の観点から、例えばインフォーマルなハード面のデザインや、対立・葛藤も含むコミュニケーションの実践についての研究発表を受けたうえで、労働政策について研究を続けてこられた一橋大学名誉教授の高田一夫先生に講演をいただき、議論を深めます。

なお、第2回目は1月21日(土)、「矯正施設等出所者支援とインクルーシブなコミュニティづくり」というテーマで、講師に立教大学コミュニティ福祉学部の小長井賀與先生をお招きして開催の予定です。