あしたの地図よ



2007年初夏、阿倍野区民センターでおこなった2回のワークショップ。小学6年生のこどもたちを中心に3時間×2回、集中して描ききった。ワークショップ前にこどもたちに親しみのある天王寺駅とJR環状線を描いておき、起点をしめした。

主催:こたね事業実行委員会、大阪市、財団法人大阪城ホール

NPO法人こえとことばとこころの部屋*ココルーム
http://www.kanayo-net.com/cocoroom/

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あしたの地図よ  〜筋ととおり        上田假奈代



阿倍野筋は夕暮れの道だ
アーケードのすきまから夕陽がみえる

阿倍野筋の路地を入ると
曲がりくねったまま 
誰かの家に入ってしまいそうやね

黒い猫が寝ている
あの灰色の道はすこし坂道
石の階段がある
足音は商店街へ向かう

遠い昔 熊野へいく道があった
夏の祭りのたびに若者たちが恋におちた
街並みをかえる再開発があった

忘れられた歴史は交差点でときおり現れる
信号の色が変わるのを予感する瞬間のように
すぐに色は変わって 歩き出す
耳元にきこえた誰かの声を思い出せずに