シンポジウム・研究会
小円座・近世大坂の都市史研究の基盤形成-史料・人・歴史像-

Posted at : 2018-12-12


2016年度から、三都科研の取組みとして、近世巨大都市における周縁的社会構造の解明を目指す共同研究を積み重ねてきた。その一環として、難波村に残された成舞家文書や橘屋資料を参照するなかで、1960年代から80年代にかけて岡本良一氏や内田九州男氏らによって蓄積されてきた史料発掘や分析が現在の大坂の都市社会史研究の基盤を築くものとして踏まえ直すことの重要性が自覚されてきた。
そこで今回は、その中心で研究を主導された内田氏に、当時の史料状況やそれに関わる研究者群像、そこで紡ぎだされた歴史像のポイントなどを話していただくことを企画した。これを通して、今後の巨大都市大坂の周縁的社会構造の研究方向を探ることを目指したい。

日時:2018年12月16日(日)13:00~16:00
会場:大阪市立大学杉本キャンパス経済学部棟2階第4会議室

報告:内田九州男(愛媛大学名誉教授)
  「近世大坂の都市史研究の基盤形成-史料・人・歴史像-」


主催:三都研究会・国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代」
共催:近世大坂研究会・都市文化研究センター・都市研究プラザ
※三都研究会は「三都の巨大都市化と社会構造の複合化に関する基盤的研究」(科学研究費補助金・基盤研究(B)16H03478)にもとづく研究会です。

参加
:無料
問合せ:abu_hati_torazu [at] yahoo.co.jp(吉元)