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2018年01月29日 / 春休みの返却期限日変更について

学生の方(大学院・学部共)が、2/7(水)以降に図書の貸出もしくは貸出延長手続きを
行った場合、返却期限日は4/11(水)になります。

帰省などで通常の期限までに返却が困難な方は、2/7以降に貸出手続もしくは貸出延
長手続きをしてください。

貸出延長手続きや返却期限日の確認は、都市研究プラザ窓口のほか、学術情報総合セ
ンターホームページの「利用状況の確認」画面でも行うことができます。

*登録市民・卒業生・教職員の方等は、適用対象外です。

2018年01月10日 / 第4回都市行政ネットワークセミナー兼第4回先端都市学講座

本セミナーは、都市に潜む社会的排除問題に立ち向かうアクションリサーチャーの育成に資することを目的とする。そこで、理論と実践との邂逅を図り、都市研究と現場実践に取り組む研究者と、都市行政の担当者間の対話の場を設定し、研究の実践応用のみならず、都市行政の担当職員間の経験交流の場を設ける。将来的には、アジアの都市とネットワークを形成することを標榜している。
今回は、「地域共生と子どもの貧困対策」をテーマに、箕面市や宮崎県の地方都市における取り組みについて報告を受ける。箕面市からは、役所地域創造部長の小野啓輔氏、同市教育委員会の小西敏広氏をお迎えする。さらに都市研究プラザ出身で現在は大谷大学文学部助教の志賀信夫氏に宮崎県における実践事例を紹介いただき、行政と大学の垣根を超えて議論を交わす機会としたい。

※本セミナーはトヨタ財団2017年度国際助成プログラム「東アジア包摂都市ネットワークの構築—引き裂かれた都市から包摂型都市へ」(代表:全泓奎)の助成を受けて実施するものです。

■日時:2018年1月17日(水)19:00~21:00

■場所:大阪駅前第二ビル内文化交流センター大セミナー室

*大阪駅前第2ビル6階
アクセスマップ

■参加費:無料

■主催:都市研究プラザ

■共催:包摂型社会研究会

■問い合わせ先:都市研究プラザ joint_office(at)ur–plaza.osaka-cu.ac.jp
(メールの際は(at)を@に変更ください)

2018年01月05日 / 国際円座 近世・近代巨大都市の比較史 ―史料と社会―

昨年度から、三都科研(「三都の巨大都市化と社会構造の複合化に関する基盤的研究」)の取組みとして、近世巨大都市の周縁部への拡張が社会構造の複合化につながるメカニズムを解明すべく、道頓堀周辺の史料の調査・研究を進めてきた。その調査の現状を共有するとともに、現時点での研究成果を紹介し、中間総括と今後の研究の方向性をめぐって議論することを企画した。
さらに、世界史的な視野から巨大都市の比較史を進めるべく、史料の残り方と社会の特質という視点から上海の事例を参照し、また日仏近世史における比較史の蓄積のなかに、今後の課題を探りたい。
多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
近世・近代巨大都市の比較史ポスター

日時: 2018年1月20日(土)・21日(日)
会場:大阪市立大学杉本キャンパス経済学部棟2階第4会議室

プログラム
◎1月20日(土)13:00~17:00   
趣旨説明 塚田孝
◆セッションⅠ 大坂・道頓堀「地帯」の史料と社会(13:10~17:00)           
報告:吉元加奈美(大阪市立大学都市研究プラザ)
「成舞家文書・橘屋文書調査の紹介」     
報告:塚田 孝(大阪市立大学)「道頓堀の芝居地・垣外・墓所」      
報告:神田由築(お茶の水女子大学)「明治期大阪役者の出稼」            
コメント:吉田伸之(飯田市歴史研究所)

◎ 1月21日(日) 9:30~17:00
◆セッションⅡ 上海都市史研究における史料と社会(9:30~12:30)      
報告:馬学強(上海社会科学院)
「新史料・新視野 上海都市史研究の現状とその展望」
コメント①:張 智慧(上海大学)
コメント②:佐賀 朝(大阪市立大学)
◆ セッションⅢ 日仏近世社会史研究交流の“これまで”と“これから” (14:00~17:00)
―フランソワ=ジョセフ・ルッジウ氏(パリ第四大学)の提起を受けて―
コメント①:高澤紀恵(国際基督教大学)                  
コメント②:ギョーム・カレ(フランス社会科学高等研究院)                  
コメント③:後藤雅知(立教大学)

主催:三都研究会・日仏二国間研究交流事業
   頭脳循環プログラム「周縁的社会集団と近代」
共催:近世大坂研究会・都市文化研究センター・都市研究プラザ都市論ユニット
※三都研究会は「三都の巨大都市化と社会構造の複合化に関する基盤的研究」
(科学研究費補助金・基盤研究(B)16H03478)によるものです。

2017年12月07日 / 冬休みの返却期限日変更について

12/15(金)以降に図書の貸出もしくは貸出延長手続きを行った場合、返却期限日は1/11(木)になります。

帰省などで通常の期限までに返却が困難な方は、12/15以降に貸出手続もしくは貸出延長手続きをしてください。

貸出延長手続きや返却期限日の確認は、都市研究プラザ窓口のほか、学術情報総合センターホームページの「利用状況の確認」画面でも行うことができます。

2017年12月06日 / Report Collection ■ 第7回 東アジアインクルーシブシティネットワーク(EA-ICN)の構築に向けた ワークショップ

Session 1:ジェントリフィケーション・空間をめぐる都市政治

20160922poster

1.ソウルの都市開発におけるホームレス

Homeless in Urban Development of Seoul
Mi-Hwa Tae (The Homeless Action Korea)

2.社会的弱者の賃貸住宅トライアル計画

―ホームレスシェルターと民間賃貸住宅市場とのギャップを埋める
House the vulnerable: fix the gap between homeless shelter and rental housing market
陳姿宜(芒草心慈善協会)
Zihyi Chen (Homeless Taiwan Association)

3.’Nano’-isation: Hong Kong’s Isotopia
Wing-Shing Tang (Hong Kong Baptist University) & Joanna Wai-ying Lee (The Chinese University of Hong Kong)

4.表現的実践を通じた「ケア観」の変遷にまつわる研究

―大阪府堺市kokoimaでのアクションリサーチから
アサダワタル(大阪市立大学)・小川貞子(NPO法人kokoima)
Wataru Asada (Osaka City Univ.) & Sadako Ogawa (Kokoima)

5.トッカビ(Tokkabi Association)の成り立ちととりくみ

朴洋幸(NPO法人トッカビ)
Yanghaeng Park (Tokkabi Association)

Session 2:各都市におけるまちづくりと居住福祉の実践経験の理解と共有


6.八尾市における地域分権推進によるまちづくり

田中誠太(八尾市長)
Seta Tanaka (Mayor of Yao City)

7.韓国における「住居福祉棟」政策のあり方について

―公共賃貸住宅の新規建設から老朽化した団地の再生へ
Infill development in public housing estates in Korea:
Finding its place between new supply and stock improvement
ナム ウォンソク(ソウル研究院)
Won-Seok Nam (Seoul Institute)

8.青年居住とジェントリフィケーション:韓国の平凡な30代の青年の事例を中心に

Youth housing and gentrification
チョ ヒョンジュン・ユン ソンノ(Minsnail Union)
Hyeonjun Cho & Seongno Yun (Minsnail Union)

9.Searching: the Way Home – Borrowing the voices of the homeless

Constance Ching (Univ. of Science-Malaysia) & Geerhardt Kornatowski (Osaka City Univ.)

10.「住宅法」改正後:台湾における住宅補助と社会住宅政策のブレークスルーと展望

徐志維(社会住宅推動聯盟)
Chih-Wei Hsu (Social Housing Advocacy Consortium)

11.居住者主体による住まいづくりの可能性

A Report on the Possibility of Housing by residents
西野雄一郎(福岡大学工学部建築学科)
Yuichiro Nishino (Fukuoka Univ.)

12.障がい者や生活困窮者等の居宅確保の解決に取り組む、居住支援型社会的事業の実践

齋藤宏直(NPO法人みやぎ「こうでねいと」)
Hironao Saito (Miyagi Koudeneito)

13.家の外から中まで:高齢者の賃貸支援と居住者への寄添い

張偉瑜(崔媽媽基金会)
Weiyu Chang (Tsuei Ma Ma Foundation)

14.韓国における貧困層を対象にした住居福祉の現状と改善の方向性

Status and Improvement of Housing Welfare System for Poor People in Korea
ユン エソク(貧困社会連帯)
Aesuk Yun (Korean Prople’s Solidarity against Poverty)

Session 3:都市ネットワーク会議


15.生活保護世帯の大学生等の生活と不安

―堺市生活保護世帯の大学生等生活実態調査からみる高等教育進学の在り方
鷲見佳宏(堺市健康福祉局生活福祉部生活援護管理課)
Yoshihiro Washimi (Department of Health and Welfare, Sakai City)

16.生活困窮者自立支援制度と大阪市事業

今里幸男(大阪市福祉局自立支援課)
Yukio Imazato (Department of Welfare, Osaka City)

17.Hong Kong Public Housing Policy and Compassionate Rehousing

Betty Lai Man Lee (St. James’ Settlement)

18.SHソウル住宅都市公社―住居福祉の実践事例

キム スジン(ソウル住宅都市公社)
Su-Jin Kim (Seoul Housing & Communities Corporation)

19.ソウル市の共同体住宅、社会住宅、支援住宅の紹介

ソン ホジャ(ソウル市住宅政策課)
Ho-Jae Song (Housing Policy Division, Seoul City)

20.始興(シフン)市型住居福祉事業「ウルトチョン」

ヤン ミンホ(京義道始興市)
Min-Ho Yang (Siheung City)

21.ジェントリフィケーションから共生都市へ―ジェントリフィケーション防止政策

カン ヒュング(城東区役所)
Hyung-Gu Kang (Seongdong-gu Office)


>>> シンポジウム詳細はこちらよりご確認ください。

>>> シンポジウム報告はこちらよりご確認ください。

>>> レポートシリーズ(No.42・・・・現在構築中)も併せてご欄下さい。


    問合せ先
    大阪市立大学URP先端的都市研究拠点(EA-ICN担当宛)
    E-mail: joint_office[at] ur-plaza.osaka-cu.ac.jp TEL&FAX +81-6-6605-3444(直通)

2017年10月25日 / 第1回「欧米大都市におけるインナーシティ/アウターシティをめぐる社会的公正の比較研究」研究会

本研究会では、学内・学外から研究者・研究員・院生の参加を募り、タイトルに記載のテーマで研究会を実施する。不定期で継続的に開催している研究会であり、参加者による研究発表をベースとして活発な意見交換を行う。また出版物の刊行も予定しており、執筆スケジュールの確認や執筆内容の検討も行う。今回の発表テーマは以下のとおりである。

日時:2017年3月15日(水)13:00~17:00
場所:大阪市立大学高原記念館1階研究交流スペース
内容:
・ブックレットの講評(13:00~14:00)
・個人発表
1) 松尾卓磨 (市大院生、14:00~14:40)
ロンドン・ブリクストン地区を事例とした地域社会における社会的公正性の構築」に関する研究フレームワークの検討
2) 川口夏希 (都市研究プラザ特別研究員、14:40~15:20)
「都市政策」の郊外から「都市再生」の郊外へ:パリ北郊プレーン・サン・ドニ地域を中心に
3) 福島義和先生(専修大学、大阪市大に内地留学中、15:20~16:00)
インド・チェンナイ市のスラム調査の中間報告
4) 福本プロジェクトの今後についての検討(16:00~17:00) 

問い合わせ先:都市研究プラザ

2017年09月21日 / ハウジングファースト国際シンポジウム@大阪

欧米を中心に広がりを見せている「ハウジングファースト(HF)・モデル」は、重度の障がいがある人たちを始め、長期間ホームレス状態にある人たちに、まずは本人が住みたいと思う住まいを提供し、地域で支え合って行く仕組みである。本シンポジウムでは、HFモデルでいま世界的にも成果をあげている国の1つであるフランスよりゲストを招聘し、日本を始めとする東アジアでの実践の試みに照らし合わせながらその実践方法をより深く学び、具体的な支援方法や担い手の育成方法などを学ぶ機会とする。

ハウジングファースト

■日時:平成29年10月8日(日)  13時~17時

■場所: 関西大学梅田キャンパス 8階大ホール

■対象者:一般市民、関連研究者・大学院生等

■定員:80名 

■会費:2,000円

■主催:認定NPO法人世界の医療団

■後援:大阪市立大学都市研究プラザ

■問い合わせ先
ハウジングファースト国際シンポジウム事務局
mail: mdm-event[at]mdm.or.jp
WEB: https://www.mdm.or.jp/news/5458/
TEL: 03-3585-6436

2017年09月20日 / 子どもの貧困対策セミナーvol.2「地域で考える子どもの貧困」―子どもの貧困をどう捉えるか―

3地区まちづくり合同会社は、コミュニティの力で市内3同和地区における地域不利を断ち切る地域再生案を講じていくため、随時研究会を開催し、共同まちづくりのアクションプランを模索することを目的としている。今回は、地域再生の課題解決に向けた新たな取り組みとして、主に地域の小中学校の教職員を対象とした「子どもの貧困対策セミナー」を開催する。

子どもの貧困対策

■日時:平成29年9月26日(火) 18時00分~19時30

■場所:大阪市立大学学術情報総合センター1階文化交流室

■対象者:同和地区3地区周辺の小中学校教職員、関連研究者・大学院生等

■定員:60名 

■参加費:なし

■主催:3地区まちづくり合同会社AKYインクルーシブコミュニティ研究所
大阪市立大学都市研究プラザ

■問い合わせ先
地区まちづくり合同会社AKYインクルーシブコミュニティ研究所
mail: 3chiku[at]aky-institute.com
https://www.aky-institute.com/
TEL:06-6693-2166(平日9:00-17:00)

2017年09月20日 / 第16回包摂型社会研究会兼第2回都市行政ネットワークセミナー開催のご案内

■日時:2017年9月22日(金)18時30分~20時30分

■場所:大阪市立大学都市研究プラザURP西成プラザ

*宮本むなしやKama Pubの入っている太子中央ビル3階
*出入口ドアのインターフォンで「302」+「呼出」ボタンを押してください

■報告者:中村 満(NAKAMURA MITSURU)氏
八尾市 人権文化ふれあい部桂人権コミュニティセンター 主査

■コメンテーター:阿部 昌樹氏、都市研究プラザ所長、法学研究科教授

■演題:社会課題に対する大学生との協働のまちづくり

■内容:
近年、大学生を巻き込んだまちづくり活動がどの地域でも積極的に行われています。
しかしながらネットワーク社会の構築と共に、学生たちの社会活動への関わり方が変わってきています。そうした背景で、八尾市おける西郡地区では社会課題の発見から課題解決までのプロセスを通し、学生たちの新たな学習の場としてまちづくりの現場を活用しています。
パッケージ化されたまちづくり活動とは違う、新しい官学連携のまちづくり活動を紹介し、学生とその現場に関わる行政職員として生の声をお伝えし、今後の大学生とのまちづくりについて議論・交流したいと思っています。

問い合わせ先:都市研究プラザ

2017年09月05日 / 第7回 東アジアインクルーシブシティネットワーク(EA-ICN)の構築に向けた ワークショップは、盛況のうちに終了いたしました

第7回東アジア包摂都市ネットワークの構築に向けたワークショップを開催しました


2017年8月21日(月)から24日(木)にかけて、会場を大阪市から八尾市、堺市へと移しながら、「第7回東アジア包摂都市ネットワークの構築に向けたワークショップ―引き裂かれた年から包摂型都市へ」を、都市研究プラザの主催、ソウル研究院、韓国都市研究所、ソウル住宅都市公社、京畿道始興市の共催、さらに大阪市、堺市、八尾市、日本居住福祉学会の後援のもと開催しました。
例年、日本各地のみならず、韓国、台湾、香港からの参加がありますが、今回は海外ゲストだけでも50名、全部で100名近くの参加が得られました。
報告会01報告会02

このワークショップは東アジア都市が共通して直面している課題について経験を共有するプラットフォームを築くことを目的にしています。


第1日目には西成情報アーカイブにて「ジェントリフィケーション・空間をめぐる都市政治」、第2日目には八尾市安中人権コミュニティセンターにて「各都市におけるまちづくりと居住福祉の実践経験」、第3日目には堺市役所にて「都市ネットワーク会議」と題して各国から報告を受けたのち、送別懇親会の場では荒川学長の臨席のもと「インクルーシブ都市ネットワーク構築に向けた共同宣言」が提起され多数の賛同が得られました。

歓迎会視察

また、これらのセッションをはさんで、4日間にわたり府下3市内6か所の現地視察が敢行されました。酷暑下のハードスケジュールでしたが、いずれの現場においても参加者と現場の実践家との間で活発に意見が交わされました。
    今回は、開催地が大阪ということもあり、堺および八尾の両市長に出席いただくなど、大阪市、堺市、八尾市の方々に多大な協力を賜りました。
    府内の行政機関と海外の行政機関のみならず研究機関や市民組織をつなぐネットワーク構築に貢献しようとしている都市研究プラザとして非常に大きな手応えを感じた4日間でもありました。
    次回は来年6月、香港にて開催する予定です。

>>> プログラム詳細はこちらからご確認ください。