都市研究プラザ紹介
パンフレット [PDF, 1.3MB]

2015年版ポスター [PDF, 1.9MB]

都市研究とまちづくりの「広場」

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2006年4月、大阪市立大学に「都市研究プラザ」という研究施設が誕生しました。大都市の公立大学として、これまでも都市の研究に力を注ぎ実績をあげてきた本学がつくろうとしているまったく新しいタイプの研究施設です。プラザという名前からもわかるように、この施設は「広場」というイメージにもとづいてつくられる点に最大の特色があります。つまり通常の大学の大学院や研究所のように、固定した施設とスタッフがいて、そのなかで研究して成果を社会に還元するというタイプの組織ではありません。少数のスタッフと核になる施設は大学のキャンパスの中におきますが、大阪の街・海外の都市にも、小さく移動可能なサテライト施設(「現場プラザ」「海外プラザ」)を設けます。スタッフもつねに現場や海外に出て、研究やまちづくりの活動を組織しますので、プラザはおのずと開かれた研究やまちづくりネットワークの拠点、つまり「都市」というテーマで、みんなが出会い集まる広場なのです。


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本来、都市というのは、お互いに知らない多くの人が集まってきて、出会い対話するなかから、新しい知や文化を創り出すアリーナです。さまざまなチャレンジを可能にする組織や活動スタイルを持った研究組織を、21世紀の都市のなかにつくってみようというのが「都市研究プラザ」開設の目的です。



街に溶け込む大学、市民や都市とつながった研究組織

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プラザのデザインで描かれているように、「都市研究プラザ」は都市活動の現場に、「モバイルな(動く)研究施設」を持ち、そこを舞台に市民・企業・行政のみなさんと共同研究したり、まちづくりの活動を行います。したがってこの「モバイルな研究施設」(現場プラザ)は、雑居ビルのなか、オフィス空間の隙間、下町の町屋などを拠点として、人と人とのつながりを結びあいつむぎだし、企画を実践的にデザインしてゆく戦略的スペースとして機能してゆきます。


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大阪はいま、いろいろな面で日本でもっとも大きな問題をかかえた「苦悩する都市」です。その大阪の街に溶け込み、市民や都市と苦しみや喜びや怒りを共有しながら研究するような組織でありたいというのが、「都市研究プラザ」の理念です。



国際的な研究のネットワーク拠点

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「都市研究プラザ」は、高い志、大きな目標も持ちます。「プラザ」は毎年世界の第一級の都市研究者や政策家を招いて、国際シンポジウムやワークショップを行い、「プラザ」を中心に国際的な都市研究と都市政策のネットワークをつくることで、都市研究の国際拠点となることをめざします。



アクセス

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高原記念館、船場アートカフェ、西成プラザへのアクセス方法は以下を参照してください。
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