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2016年11月08日 / 国際シンポジウム 出所者支援の都市間比較

本国際シンポジウムは、先端的都市研究拠点「共同利用事業・共同研究」の助成をうけておこなうものである。本年度は「出所者支援の都市間比較」をテーマに、出所者支援に携わる実践家および研究者の学び合いの場としての機会とすることを目的とする。アンネ・セイット(SoCO)、前田康弘(更生保護施設雲仙虹)ら計9名によるシンポジストによって報告、議論をおこなう。


  • 日時 2016年12月17日(土)13:30~17:30
  • 場所 日本福祉大学名古屋キャンパス南館4階401教室
    https://www.n-fukushi.ac.jp/about/campus/campus-map/nagoya/
  • 主催:大阪市立大学都市研究プラザ名古屋プラザ
  • 共催:ささしまサポートセンター
  • 後援:日本福祉大学包摂的支援研究会
【スケジュール】
  • 趣旨説明
    • 出所者支援における都市間比較の視点 掛川直之(大阪市立大学)
  • 基調講演
    • 香港における出所者支援 アンネ・セイット(SoCO)
    • 出所者への福祉的支援の意義:長崎における実践 前田康弘 (南高愛隣会)
  • パネルディスカッション
    • 東京における出所者支援 油井和徳(山友会)
    • 京都における出所者支援 大野木一彦(ソーシャルサービス協会)
    • 名古屋における出所者支援 橋本恵一(ささしまサポートセンター)
    • 岐阜における出所者支援 有田朗(ぎふNPOセンター)
    • 指定討論者 山科正太郎(岐阜県弁護士会)
    • 司会  山田壮志郎(日本福祉大学)・掛川直之(大阪市立大学)
出所者支援の都市間比較

2016年11月02日 / 同性パートナーシップ制度を求める活動を関西にどうつなげるか〜札幌での活動・台湾の同性婚事情を参考に

Cafe LGBT+ 公開研究会『たたかう、アート』 Part-2
事例研究:LGBTQと権利運動
「同性パートナーシップ制度を求める活動を関西にどうつなげるか〜札幌での活動・台湾の同性婚事情を参考に」

関西で同性パートナーシップ制度の導入を実現するために必要なことってなんだろう?

同性パートナーシップ制度を導入する地方自治体が増えてきました。ここ関西でも、兵庫県宝塚市が同性パートナーシップ制度を導入しています。関西各地に同性パートナーシップ制度を広げるためには何が必要でしょうか? 中国法・台湾法の専門家として台湾における同性婚事情を研究され、札幌市で同性パートナーシップ制度の導入を求める活動にも関わってこられた鈴木賢教授とともに、この問いを考えます。

講師:鈴木賢(明治大学法学部教授)
進行:三輪晃義(弁護士)
日時:2016年11月26日(土) 18:30〜20:30
料金:無料
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター/enoco
アクセス:大阪市西区江之子島2丁目1番34号
大阪市営地下鉄千日前線・中央線「阿波座駅」下車、8番出口から西へ約150m。

主催:Cafe LGBT+
   NPO法人芸術生活研究所hanare
共催:ソーシャル・キッチン
研究助成:大阪市立大学先端的都市研究拠点・共同研究
*本事業は、大阪市立大学都市研究プラザ・先端的都市研究拠点「共同利用事業・共同研究公募」の助成を受けて実施するものです。

2016年10月27日 / 2016年度第1回先端都市学講座「社会政策学と居住福祉学の対話 」

このたび、都市研究プラザ先端的都市研究拠点の新しい企画として「先端都市学講座」を開講することになりました。今年度は全2回構成で、都市論関連分野の第一線で活躍されている先生方をお呼びして、大阪市立大学の研究者とともに公開の場で議論します。対象として大学院生や若手研究者などを想定しています。第1回目は下記のとおり開催することになりました。みなさまの参加をお待ちしております。

日時:2016年11月26日(土)15時30分~17時10分
場所:都市研究プラザ西成プラザ
講師:高田一夫(一橋大学名誉教授)
テーマ:社会政策学と居住福祉学の対話
指定討論者(研究発表):野村恭代(大阪市立大学生活科学研究科・准教授)、西野雄一郎(都市研究プラザ・特別研究員)
申し込み:不要(終了後17時30分頃より懇親会)

社会的包摂のありかたを構想するうえで、社会政策学と居住福祉学はともに重要な役割を担うはずですが、両者の議論をかみ合わせる機会はなかなかありません。しかし、あえて、これら両者を架橋することで、制度とインフォーマルな実践、労働と社会保障など、さまざまに拮抗し合う要素どうしのバランスをいかにして考えるかという課題が新たに見えてくるのではないか。そこで、居住福祉学が内包するふたつの視点、建築学と社会福祉学の観点から、例えばインフォーマルなハード面のデザインや、対立・葛藤も含むコミュニケーションの実践についての研究発表を受けたうえで、労働政策について研究を続けてこられた一橋大学名誉教授の高田一夫先生に講演をいただき、議論を深めます。

なお、第2回目は1月21日(土)、「矯正施設等出所者支援とインクルーシブなコミュニティづくり」というテーマで、講師に立教大学コミュニティ福祉学部の小長井賀與先生をお招きして開催の予定です。

2016年10月27日 / オープンナガヤ大阪2016

生活科学研究科の藤田忍教授・小池志保子准教授が主管するオープンナガヤ大阪2016実行委員会は、平成28年11月12日(土)・13日(日)の両日、大阪にある30以上の長屋の改修・活用事例を一斉公開する “暮らし開き” イベントを実施します。オープン・ハウス・ロンドンを模して平成23年に始まったこのイベントは今年で6回目を迎え、昨年はのべ2,000名を超える方々にご来場いただきました。

大阪には長屋が数多く残り、さまざまな方が長屋ライフを楽しんでいます。建築関係者や不動産関係者だけでなく、一般の方にも大阪長屋への理解や愛着を深めていただくことを目的として、現代のライフスタイルに合わせながらかつての古き良き長屋で暮らし続けている方々のさまざまな活用事例を紹介します。

今年は大阪にあるカフェ、アトリエ、住まいなど45の長屋や町家が参加し、会場によっては内覧や飲食だけでなく、展示やワークなどのプログラムも実施します。
8月に完成した、イベント開催期間外にも訪れることができる会場とその方法を掲載したガイドマップに続き、今回公開したフライヤーにはすべての会場のイベント当日の公開時間、開催プログラムを掲載しています。オープンナガヤ2016に参加される方は、こちらのフライヤーを入手してご参加ください。

日程:2016年11月12日(土)・13日(日)
※オープン時間は各会場によって異なります
※予約が必要なプログラムもあります。詳細はフライヤーをご確認ください
会場:大阪市内・市外 計10エリア 全41プログラム
(豊崎、福島、空堀、生野、天下茶屋、阿倍野、平野、住之江、大和川、八尾市)
詳しくはガイドマップ、または実行委員会のウェブサイトをご覧ください。
主催:オープンナガヤ大阪2016実行委員会、大阪市立大学長屋保全研究会
共催:大阪市立住まい情報センター、大阪長屋居住文化研究会
後援:大阪市立大学都市研究プラザ・豊崎プラザ、景観整備機構(公社)大阪府建築士会まちづくり分科会
協賛:(株)UR リンケージ 西日本支社
問合せ:オープンナガヤ大阪2016実行委員会事務局
(大阪市立大学生活科学研究科 藤田研究室・小池研究室内)
住所:〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
TEL:090-8168-2274  FAX:06-6605-2875
E-mail: opennagaya@gmail.com

2016年10月21日 / 第6回東アジア包摂都市ネットワークワークショップ 開催報告

2016年8月8日~10日、ソウル市庁舎などを会場に「第6回東アジア包摂都市ネットワークの構築に向けた国際ワークショップ」を開催しました。報告が全学のWebサイトに掲載されていますので、下記のリンクからご覧ください。

2016年10月14日 / AKYインクルーシブコミュニティ研究所設立記念シンポジウム

 3地区共同まちづくり研究会は、コミュニティの力で市内3同和地区における地域不利を断ち切る地域再生案を講じていくため、随時研究会を開催し、共同まちづくりのアクションプランを模索することを目的としている。今回は、地域再生の課題解決に向けた新たな取り組みとして、AKYインクルーシブコミュニティ研究所を設立することを記念したシンポジウムを開催する。
 なお、本シンポジウムは、アジアのスラム地域再生を支援するACCA(Asian Coalition for Community Action)プログラムの後援に加え、大阪市立大学都市研究プラザ・先端的都市研究拠点「共同利用事業・共同研究公募」の助成を受けて実施するものである。

主催:3地区共同まちづくり研究会、都市研究プラザ
日程:2016年11月2日(水) 18時~21時
場所:大阪市立大学学術情報総合センター1階文化交流室
問合せ先:都市研究プラザ

2016年10月13日 / 第7回アーバン・デザイン甲子園

 大学・大学院におけるアーバン・デザインや都市計画・まちづくりに関わる演習や実践はこのところ盛んになり、様々な試行が続いています。しかし、卒業設計等においてもアーバン・デザイン的な提案・作品は評価が分かれ、単体の作品としては高く評価されないという課題もあります。また、ソフトなまちづくり提案を十分に評価する機会がないという問題もあります。こうした状況を踏まえ、近畿支部都市計画部会では、2010年から「アーバン・デザイン甲子園」を開催しています。近畿圏の大学・大学院におけるアーバン・デザインや都市計画・まちづくりの演習、実践、卒業設計等を集め、教員・学生が一同に会し、作品発表・意見交換・情報交流を行います。学生には発表の機会、学生同士の交流の機会、さらには受賞の機会を設けます。審査員は、新進気鋭の実務家の皆さんにお願いしています。

主催:日本建築学会近畿支部都市計画部会
日時:2016年12月3日(土)13:00~19:00
会場:辰野ひらのまちギャラリー(都市研究プラザ船場プラザ)
申込〆切:11月8日(火)
申込・問合せ:大阪産業大学デザイン工学部建築・環境デザイン学科 川口将武 masa@edd.osaka-sandai.ac.jp
Webサイト:第7回アーバンデザイン甲子園について(日本建築学会近畿支部)
ダウンロード:第7回アーバンデザイン甲子園

2016年10月11日 / 船場博覧会2016

 近代建築をはじめとする北船場の様々な地域資源を活用して、北船場の豊かな歴史と文化を広く社会に発信し、地域の魅力を体験してもらうことを目的に開催する地域活性化イベント

期間:2016年11月17日[木]~23日[水祝]、16日[水]前夜祭
主催:船場博覧会実行委員会
協賛:(株)池田商店、百又(株)(千島土地(株)グループ)、三菱東京UFJ銀行、(株)清林社、大阪シティ信用金庫、三井住友銀行、光世証券(株)、上野製薬(株)、南都銀行、京都銀行、(一社)大阪ビルディング協会
後援:大阪市
協力:大阪市立大学都市研究プラザ そして、船場のまちの多くの企業と皆さま
会場:辰野ひらのまちギャラリー(都市研究プラザ船場プラザ)他、北船場の各地
料金:無料。一部有料のイベントがあるが、参加料は講師謝金や資料代等の実費に充てられる。

ダウンロード:船場博覧会2016イベントマップ

2016年10月10日 / コザ暴動プロジェクトin大阪

コザ暴動プロジェクトin大阪
「都市と暴動」

開催趣旨

「コザ暴動プロジェクト」は、いわゆる「コザ暴動」を撮った写真展を中心に、映画・ビデオ上映・シンポジウムなどの関連企画を展開する活動として2015年12月に沖縄市(コザ)で始まった。今回の大阪での開催は、2016年4月に明治大学で開催された「コザ暴動プロジェクトin東京」に続く、本土で2回目の企画である。

「コザ暴動」は、米兵の起こした交通事故をきっかけに、米国統治下の1970年12月20日未明から明け方にかけて、コザ市内で発生した。当時、米兵による凶悪事件や性暴力が日常茶飯事であり、彼らはその罪を償うこともなく許ざれた。この不条理に対する住民の怒りは、事故処理にあたっていたMPが群衆に取リ囲まれて威嚇発砲した時、爆発した。群衆は周辺に駐車していたMPや米人の車両を次々と横倒しにして火を放った。数千人の群衆は、米軍および琉球警察と、一触即発の緊張のなかでにらみあった。

「コザ暴動プロジェクト」はこうした住民の行動をあえて「暴動」と呼ぶ。それは怒れる民衆を「暴徒」とみなす危うさはらんでいるが、温和で友好的と評ざれる沖縄の人々が、鎮圧者が「暴動」というほどの激烈な怒りで表現したことの意味を、戦後71年目の沖縄と日本で改めて問い直す必要がなかろうか。本企画の写真展とギャラリートークは、「現場写真」の力とそれを撮影した写真家の声を通して、怒れる民衆の表現を大阪で再現する。

しかしながら、こうした「暴動」は沖縄のみで起こったわけではない。本企画が開催される大阪では西成区の釜ヶ崎において日雇い労働者による戦後24回もの「暴動」が発生している。戦前に目をやれば、首都東京でも1905年に日露戦争の講和条約に反対する集会が大規模な「暴動」へと展開した「日比谷焼打ち事件」がある。本企画は「都市と暴動」をテーマとするシンポジウムにおいて、これら三都市で発生した「暴動」の歴史・地理的背景、展開過程、参加者属性、社会的意義を比較検討しつつ、なぜ都市は「暴動」を生み出し、なぜそれは今も語り継がれるべき出来事たりうるのかを考えたい。

開催内容

主催:「都市と暴動」シンポジウム実行委員会(代表:山﨑孝史)
共催:コザ暴動プロジェクト実行委員会(代表:國吉和夫)
共催:人文地理学会政治地理研究部会(代表:北川眞也)
財源:JSPS科研費「軍事的圧力に抗う文化的実践―沖縄とパレスチナにおける地誌編纂と景観修復」(15K12954)、同「グローバル化の新局面における政治空間の変容と新しいガバナンスへの展望」(15H03277)(いずれも研究代表者:山﨑孝史)
協力:大阪市立大学地理学教室(依頼中)、大阪市立大学都市研究プラザ、沖縄市役所総務部総務課市史編集担当(依頼予定)、CR-ASSIST地域・研究アシスト事務所(依頼予定)
後援:琉球新報、沖縄タイムス、関西県人会系組織(いずれも依頼予定)

プロジェクトホームページ(チラシ・ポスターダウンロード可能)
http://polgeog.jp/archives/782

■「コザ暴動」写真展

期日: 2016年12月16日(金)~18日(日)
時間: 午前10:00~午後6:00(入場無料)
場所: 大阪市立大学都市研究プラザ 船場アートカフェ(辰野ひらのまちギャラリー)
〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町1丁目5-7 辰野平野町ビル地下1階
http://art-cafe.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/
出展写真家: 大城弘明、國吉和夫、平良孝七、比嘉豊光、比嘉康雄、松村久美、山城博明、吉岡 攻

■フィールドワーク「西成(釜ヶ崎)暴動を歩く」

期日: 2016年12月17日(土)
時間: 午後2:00~4:00
場所: 大阪市立大学都市研究プラザ 西成プラザ
〒557-0002 大阪市西成区太子1-4-3 太子中央ビル3F
https://www.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/satellite-office/fieldplazas/nishinari/
内容: 戦後24回発生した西成(釜ヶ崎)暴動に関する現場レクチャーと釜ヶ崎フィールドワーク
申し込み: 参加者上限は30名程度。希望者が多い場合は抽選します。12月10日(必着)までに下記連絡先に電子メールか(電話返信先を記した)葉書でお申し込みください。落選者には12日までに連絡します。
連絡先: 山﨑孝史
yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp ([at]は@に変えて下さい)
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科

■シンポジウム(人文地理学会政治地理研究部会第20回研究会)

期日: 2016年12月18日(日)
時間: 午後1:30~6:00
場所: 大阪市立大学都市研究プラザ 船場プラザ (辰野ひらのまちギャラリー)
〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町1丁目5-7 辰野平野町ビル地下1階
http://art-cafe.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/

第1部 シンポジウム「都市と暴動―都市はいかに暴動を生み出したか」

パネラー
山田實(NPO釜ヶ崎支援機構理事長)
「転換点としての90年西成(釜ヶ崎)暴動」
藤野裕子(東京女子大学准教授)「戦前東京の暴動と労働者文化」
山崎孝史(大阪市立大学教授、進行役)「基地の街コザと暴動を語る論理」

第2部 「コザ暴動」ギャラリートーク

パネラー
國吉和夫(写真家、元琉球新報記者)
小橋川共男(写真家)
比嘉豊光(写真家、雑誌編集者)
松村久美(写真家)
古堅宗光(元NPOコザまち社中幹事)
恩河 尚(沖縄国際大学非常勤、コメンテーター)
今 郁義(コザ暴動プロジェクト実行委員会、進行役)

 

2016年10月08日 / 第5回出所者支援ネットワーク学習会(@東海)

本講座は、先端的都市研究拠点「共同利用事業・共同研究」の助成をうけておこなうものである。本年度は「矯正施設等出所者支援におけるネットワーク構築」をテーマに、東海圏における出所者支援に携わる実践家および研究者の学び合いの場としての機会とすることを目的とする。第5回は、出所者支援における弁護士の役割をテーマに、山科正太郎(岐阜県弁護士会)氏、加藤梓(愛知県弁護士会)氏らによる報告をもとに、議論をおこなう。

主催:大阪市立大学都市研究プラザ名古屋プラザ
後援:名古屋経済大学
日時:2016年11月4日(金)19時00分~21時00分
会場:名古屋経済大学名駅サテライトキャンパス92講義室
https://www.nagoya-ku.ac.jp/info/satellite/